今回は「集成材」についてみていきます。
まず「集成材」には構造用集成材・造作用集成材・化粧梁構造用集成材があり、その中でも構造用集成材では、
ひき板の構成により異等級構成(対称構成・非対称構成)と同一等級構成に区分されます。
対称異等級材は曲げ荷重を受ける梁材に、同一等級材は圧縮荷重を受ける柱材に使用します。
※ 構造用集成材
構造耐力も目的とした部材で、ひき板をその繊維方向を互いにほぼ水平にして積層接着したもので、
所定の耐力に応じた断面の大きさと安定した性能を持ちます。
※ 造作用集成材
ひき板もしくは小角材等を素地のままで積層接着し、薄い化粧板を表面に貼り付けたもの。
※ 化粧梁構造用集成材
構造用集成材の表面に、薄い化粧板を貼りつけたもの。